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価格:3990円
戦乱の世で天下統一の野望を抱いた武将・醍醐景光は、これから生まれる自分の子供を48体の魔物にさし出し、代わりに強大な力を得た。一方、体の48か所を奪われて誕生した赤ん坊は、呪医師・寿海の秘術によって救われた。かくして成長した赤ん坊=百鬼丸は、自分の体を取り戻すために魔物を倒す旅に出る。そんな中で百鬼丸は女性ながら戦乱の世を逃れるために男の格好をしたコソ泥・どろろと知り合い、共に旅をするように…。 早くも続編2作の製作も決定したファンタスティックな時代劇。とはいえ、別に日本の歴史に応対しているわけではなく、どこの国ともいつの時代とも分からないファンタジーとして作りあげている。手塚治虫の原作漫画の映画化だが、原作の世界をまんま映画化するというよりは香港映画の“古裳片”系の仕上がり。ただそれらの魑魅魍魎VS百鬼丸の闘いの映像がメインになっている割には切れ味が悪く、もったいなさが感じられた。続編ではその辺の改変していただき、もっとカッコイイ映像を期待したい。役者たちの熱演ぶりは素晴らしかったのだから。(横森 文)
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「どろろ」の原作はたしか私の少年時代に発表された作品だが、粗筋を知っただけで私にとってとても恐ろしく感じられ、未だに原作をまともに読んだことがない。したがって、私はこの実写映画と原作の異同を論じることはできない。しかし、この度本作品を鑑賞し、映画として結構楽しめた。 国籍・時代不明の感覚が面白い。日本の戦国時代がモデルなのだろうが、捨てられた百鬼丸に人造の肉体が与えられる場面はまるで現代の再生医療を思わせる。そして、百鬼丸が自分を捨てた父と実の弟と対決する場面は草原での少人数の戦いで、まるで西部劇の決闘。父の城はジブリの映画からアイデアを得た? 人間ドラマも面白い。百鬼丸・弟は自分のアイデンティティーを求めて苦悩する。自分の息子を犠牲にする鬼になった父は捨てた息子の登場に動揺する。どろろは戦乱の世で父母を失ったことから憎んでいた男が旅を共にした百鬼丸の父と知り、憎しみを捨てるべきか迷う。百鬼丸の母を交えた愛憎劇も魔物がからむことで単純な結末とはならない。妻夫木聡、柴咲コウ、中井貴一、瑛太、原田三枝子の演技も素晴しい。本作は百鬼丸対魔物の物語というよりこの人間ドラマと殺陣を楽しむべき・・・

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